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2016年10月

第43回鑑賞ツアー「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本 の美術」@京都国立近代美術館

ミュージアム・アクセス・ビュー&京都国立近代美術館プレゼンツ!
2016年8月28日の朝晩が少しひんやりし始めた頃に、鑑賞ツアーをおこないました。

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鑑賞ツアー前には、京都国立近代美術館 主任研究員 平井さんに、当時の日本の美術家たちに大きな衝撃を与えたといわれる「アンフォルメル(不定型の表現)」について解説をいただきました。

ミュージアム・アクセス・ビューでは、鑑賞ツアーへ入る前に、鑑賞展覧会の作品の中から選んだ作品の“点図”を、見えない・見えにくい人を中心に配ります。
点図というのは、「突起した点を並べて描いた絵や図のこと。視覚障害者が絵や図を理解するために用いる」もので、これを作るスタッフは毎回苦労されているのですが…(苦笑)

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今回作成された点図のうち、森田子龍の「底」という書の作品の点図がありました。参加者が見てもさわってもよくわからなかったのですが、実際に作品を見た時に「あぁ!コレ!!」と声が1オクターブ上がるグループもあり、「書の作品で、予想外に会話が弾んだ。」という感想もいただいて、点図の持つポテンシャルをあらためて実感しました。

展覧会場の作品は、洋画・日本画・水彩画・彫刻・書など、約100点が5つのブースに分かれてありました。 全体的に抽象的な作品が中心で、「男女間で面白いと思うポイントが違って面白かった」という感想の通り、多様な解釈が参加者の中でも生まれていたようです。

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鑑賞ツアー後のふりかえりでは、「視点の違う人たちの言葉で、作品を立体的に鑑賞できた(見えない人)」、「抽象的なものを言葉にするのが難しい(見える人)」といった感想があがる中、特に多く聞かれた感想は「懐かしかった」です。 展示作品のモチーフや、そこはかとない空気感やにおいといったものなどから、過去の記憶と結びついた方が多かったようです。

「ワイヤーがゴチャッとなっていたりする感じとかは、わたしらが子どものじぶん、そこらへんの工事現場へ入っていったら、どこでもそんなんがコロがってる感じでしたわ。抽象の作品を作った人も、どっかでそういう景色を見とった記憶がどっかに入っとるんでしょうなー」といわれた、見えにくい人の感想はとても印象的でした。

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