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2016年5月

京都国立近代美術館/ミュージアム・アクセス・ビュー 連携企画 第42回鑑賞ツアー 「オーダーメイド:それぞれの展覧会」

「オーダーメイド:それぞれの展覧会」では、美術館の数多あるコレクションから選りすぐりの作品が展示されています。

だた、通常のコレクション展とは違った展示方法がとられています。

各作品は、通常の展示で見られるような、ジャンルや技法といったカテゴリーで分けられているのではなく、「Money」や「Body」といった『キーワード』でくくられて、会場内11のエリアに分けて展示されています。
ですので、「日本画」と「写真」が1つのエリアに並べて展示されていたりします。

参加者は、見えない・見えにくい人6人、見える人11人で、そのうち初参加の方も6人いらっしゃいました。
鑑賞中は、交代で視覚障害者を手引きしてもらうので、手引きのレクチャーを行います。 初参加の人は、緊張してして腕がガチガチになってしまう人もいました。

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鑑賞を始めるにあたって、担当の方が「どこから始めればいいか迷うのではないか」と、11のキーワードを予めカードにして用意してくださっていたので、見えない・見えにくい人にカードを1枚づつ選んでもらい、ゲームっぽい感覚は否応なしに高まっていきました。展覧会場内は順路や動線が決まっているわけではなく、いろんなジャンルの作品があちこちにあるので、各グループは思い思いにいろんな作品を鑑賞していきました。

「うわー、全部に名前ついてるー」
「色見本って、こんなに名前ついてた?」   笠原恵実子《MANUS-CURE》

「これって朝顔っていわなかったっけ?」   マルセル・デュシャン《泉》

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「…人…どこ…?」              マックス・エルンスト 《人間の形をしたフィギュア》(像)

 ●… 鑑賞の様子 …●

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約1時間半の鑑賞を終えて、いつものように感想を話し合います。

「初めてでしたが、上手に言葉を引き出してくださって、とても楽しかったです」

「平面だけ、立体だけと1つのジャンルだけを見る感じじゃなくて、本当に色んな物を鑑賞できて満足だった」

「1人で美術館に来ると、『元を取らないと』全部見ようと頑張ってしまうけど、今日はちょっとしか見ていないのに十分だし、話しながら鑑賞することでほっこりもした」

「この作品とあの作品がどう関係してるのかとか、謎解きしているみたいで面白かった」

「向かいの京都市美術館は、ルノアールとかビッグネームを展示しているのに、なんでまたこんなコレクションでの展示をしようと思ったのか?」と、美術館担当者への質問も飛び出しました。

今回から、事前のインストラクションを丁寧にしようということで、全体で3時間半の長丁場でしたが、一様に楽しんでいただけた様子でした。

日時:平成28年5月15日
場所:京都国立近代美術館
参加者:スタッフ 7人
      見えない人・見えにくい人 6人
      見える人 11人

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