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京都国立近代美術館/ミュージアム・アクセス・ビュー 連携企画平成27年度 第4回コレクション展鑑賞ツアー及び、「琳派イメージ」展鑑賞ツアー 報告

年の瀬も迫ってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 去る10月11日(日)と11月15日(日)京都国立近代美術館で「琳派」に関連する作品を鑑賞するツアーを開催しました。

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今年京都では、京都市美術館、京都国立博物館、京都文化博物館、京都国立近代美術館の4館「京都ミュージアムズ・フォー」がそれぞれに展覧会を行い、琳派400年を盛り上げてきました。「琳派ってなんや?」と、漠然とした不安の中で鑑賞ツアーはスタートしました。
しかし、始まってみればみなさんの会話も弾んで、1枚目の最初の作品からなかなか次へ移動しない、いつもの鑑賞ツアーの様子だったのでひと安心でした。

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鑑賞後、感想を話し合う振り返りの時、鑑賞ツアーをはた目に見ていて興味を持った方が飛び入り参加してくださったり、「忘れていた色彩感覚を思い出した」という中途失明の方や、「山の中を歩いているみたい」という見えない方の感想も出てきて、それぞれに充実した時間を過ごした様子でした。

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最後に、ビューのスタッフ山川さんの「琳派イメージ」展ツアーレビューを掲載します。よろしければご一読ください。

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ツアー当日は、初参加の方も多くてどうなるかとも思いましたが、全体としては、みなさん思い思いのペースやスタイルで、鑑賞や対話を楽しんでいらしたのではと、感想会でのみなさんのお話を聴きながら感じました。
展覧会は、決して奇抜とか前衛的とかではない、本当に美しい植物や風景を描いた作品や、美しいデザインの、陶器や工芸品や和服等を、琳派との関連付けを基調に、幅広い時代や作品ジャンルからセレクトしてみせるというものだったように感じました。
参加者のみなさんは、最初は戸惑いや迷いもあったでしょうし、慣れないことばかりだったと思うのですが、それでも、どの作品の前でも、移動直前まで、参加者のみなさんが、新たに感じたり気づいたりしたことを途切れることなく次々と話してくれたのが印象的でした。
確かに、視覚的に見るという経験を持たないぼくには、今回鑑賞した作品の全体像を捉えたり、色彩や模様やデザインの美しさを実感として感じ取ったりするのは難しかったのかもしれませんが、作品の前で会話がたどたどしくなったりせずに、あんなに心地よく続いたり、実際には目で見ていないぼくでさえも、穏やかでのんびりとした感覚にさせられたのは、やはり作品が持つ大きな力によるところが大なのではと思われます。
鑑賞する作品が現代アートだったりすると、会話が弾んだり話が広がったりして楽しいだろうと、考えてしまいがちなのですが、殺伐とした社会の中で生きているという実感が強くなる昨今、こうした「正統派」とも言える美しい作品を、みなさんと共にのんびりじっくり味わうというのも、なかなか良いものだと、深く感じ入った次第です。

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